POP広告研究所

お店でよく見るPOPって効果あるの?POP広告業界14年の筆者が送る、メーカーPOPの分析・研究レポート。

残念!風邪薬の定番売り場

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ここはいわゆる風邪薬の「定番売り場」と言われる所ですね。

 

 定番売場・・・あらかじめ決められている商品を置く場所

 

これに対して

 

 エンド売り場・・・いわゆるお誕生日席。

          メイン通路に面しているために、ここが一番売れる場所。

          各社ともに取り合い。

 

風邪薬でもいろんなメーカーがあり、競争が激しそう。

漢方薬も並んでますからね。僕はいつも「葛根湯」ですが。

 

この写真は第一三共の「ルル」シリーズの「ルルアタック3種類」

ルルアタックは風邪の症状によってFX/EX/NXの3種類がある。

そんなに細かく使い分けるか?という疑問はさておき、

まぁいろんな競合がひしめくなかで、ルルアタックだけでも3種類あるのは消費者からすると非常に分かりにくい。

 

 

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■トップボード

売り場の一番上にあるからトップボードという。

タレントを全面に出してTVCMとの連動をはかってますね。

 

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■POPアップ

 

トップボードから浮かしている訴求をPOPアップといいます。

しかもこれはスペシャリティーズ(特殊紙・・ビックリマンのヘッドのキラキラ・ホロみたいな紙 年がばれそうな説明w)

を使って目立たせている。

パッケージの色ごとに3つ作られていて、非常に分かりやすい。

 

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これは店員さんでしょうか?

王道の手書きPOPの上に貼って、いかにもお店のおススメ感を演出してます。

 

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こちらも王道のタレントさんが入ったPOP

 

■総括

全体的にはトップボード・POPとオーソドックスな展開。

カウンターディスプレイと違って場所を確保できないので、上段(お店の一番上の棚)の半分以上は他社商品が並んでいます。

FXとNXが並んでないやん!

というメーカーにしてみれば少し残念な展開になっているのでありました。