パッケージとコピーはシンプルがよい
赤ちゃんってすぐ肌がカサカサになる。
うちの子供たちが小さいころ愛用したのはこの花王「Curel」でした。
Curelは非常にブランド訴求がうまいですね。
乾燥性敏感肌用のブランドという位置付けですが、やはり悩んでいる人が多いのか、このパッケージを見ると「敏感肌」というキーワードが頭の中に浮かんできます。
ボディソープ市場は600億円あって、敏感肌用の市場は伸びているようです。
写真の売り場は、ゴンドラ什器1本使って全ラインナップを展開しています。
下記POPによって世界観ができています。
■一番上のボード
■左右の仕切り
■正面の青いPOP
上からLEDライトがあたっており、より上質な雰囲気を演出しています。
■総括
「乾燥性」「敏感肌」用の花王のCurel
ボディーソープがメインですが、フェイスケア商品等ラインナップも多いためゴンドラ1本で展開すると迫力があります。
白と青のパッケージが印象的なので、シリーズ訴求になってもうまくブランドの世界観が守られています。
販促ツールはボード・仕切り・正面POPとシンプル。
ボードのコピーも「乾燥性敏感肌を考えた」の一言。
シンプルで世界観が伝わるいい展開だと思います。
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業界の当たり前を変える画期的な商品!?
プリンター売り場を通りかかった時、気になったのがコレ。
エコタンクって何?という素朴な疑問。
エコタンクとは従来のインクカードリッジ交換方式ではなく、ボトル形状でドボドボ注げるらしい。
なんかお得でたっぷりな感じがしますねー。
今までカラープリンターを我慢してた人とか、バンバン印刷したい人なんかにおすすめらしい。
要は質より量という事ですかね。
エコタンクのインクボトルがきれいに見えるつくり。
アクリルBOXに電照が仕込んでありますね。
いかにお得かをPOPで訴求。
A4カラーが1.3円というのは随分安いのではないでしょうか?
鉄とアクリルでしっかりした造りのディスプレイ。
ライトグリーンで統一しているのがすっきりして見やすいですね。
今なら15000円キャッシュバックキャンペーンもやっているとの事でお得感を黄色ベースのPOPで打ち出しています。
■総評
画期的な商品であるエコタンクをしっかり売り場で目立たせるディスプレイ。
全体的には鉄とアクリルを使ってしっかりした造りになってます。
ライトグリーンで統一されているのが目立っていいですね。
プリンター自体の価格はけっこうするので、初期投資がかかるという点では二の足を踏んでしまうかも。
(今プリンターって安いですもんね)
キャッシュバックキャンペーンの黄色POPが、なんだか昔のブロードバンドキャンペーンを思い出してしまいました。
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黒と白、サポートしてもらうならどっち?
社会人になった途端、不足するもの。
その代表格といえば「運動」ではないでしょうか。
新入社員でも入社当初はシュッとしてたのに、1年もたてば別人のような体形になっていた、なんてのはよくある話ですよね。
仕事が遅いから夜中に食べる、休日は疲れてゴロゴロ、酒の量が増えた、色んな理由があるのでしょうが、やはり運動量はよっぽど意識しないと少なくなりますね。
体型がかわってあわててジム通いする人も多いはず。
そんな状況や、高齢者利用もあってか、スポーツクラブの数は毎年増えてますね。
ブームになったジョギングはどうでしょうか?
こちらは2006年から6年間ほど伸びてきたのが、一旦落ち着いているようです。
そういえば僕の周りでも4年くらい前はマラソンにチャレンジする人多かったなぁ。
そんなスポーツする人のサポート系アンダーウェアが写真のワコール「CW-X」
単なるウェアではなく、体の動きを適度に締め付けてサポートする役割を果たす。
僕もテニスをやっていますが、着用している人多いですねー。
真っ白なディスプレに大きな商品特長説明POPが目立ちます。
ワコールといえば女性の下着に定評があるので、ブランドも清潔感があるイメージですね。
アメリカのブランドらしいですね。
ワコール「CX-X」の白に対して、真っ黒な売り場が対照的です。
アンダーアーマーは創業20年ほどのメーカーだそうです。
僕の子供の頃にはなかったもんなー。
こちらはより若い世代のブランドという事になるのでしょうか?
■総評
昔はなかった「サポートウェア」の売り場比較。
イチローやマー君を使って大々的にやっているのがワコールCW-X。
対してアンダーアーマーは真っ黒なイメージやそれほど高くないコストで若年層を中心に狙っていると思われます。
売り場も白と黒が対照的です。
アンダーアーマーはサポートウェアのみならず色んなグッズが展開されているので、全身をそれほどコストをかけずに揃えたい層にはいいんでしょうね。
CW-Xはよりパンツに力を入れているみたいで専門性が感じられます。
しっかりサポートしたい層にはこちらでしょうか。
僕はけっこうおっさんなので、個人的にはCW-Xが欲しいですね。
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ガンダムみたいな「あれ」
家電量販店に突然現れたシャンプー。
全体が真っ黒・ツヤでよく目立つディスプレイにモニターが仕込んである。
思わず立ち止まるインパクト。
こちらはアンファーのスカルプDという商品。
大々的なCMなどで商品名はおなじみですよね。
スカルプDはメンズシャンプー・リンス市場で7年連続No1だそうです。
3900円と高額にもかかわらずすごいですね。
それだけ脂質性の頭皮に悩まされている男性が多いという事ですね。
商品パッケージもガンダムちっくでなんか強そうです。
Panasonicと共同開発した商品が展示台にのってアピールしてます。
こちらでマッサージして頭皮ケアするみたいです。
シャンプーの強みがあるので、関連商品もどんどん投入できますね。
展示台自体は紙とプラスチックでできておるオーソドックス。
斜めに傾けて目をひくようにしているのがポイントでしょうか。
造形美にこだわっているのがよく分かります。
商品パッケージをモチーフにしているのでしょうね。
良く目立ちます。
■総評
予防医学のアンファーによる家電量販店展開。
Panasonicと組んでマッサージ器を開発したのを機に家電量販店に売り場を作っているのでしょうね。
真っ黒な色遣いと商品パッケージと連動した造形で、売り場でも異彩を放ってます。
肝心のステージの上が少しごちゃついて見えるのがもったいないかな、と思いました。
予防医学、という視点は今後ますます大事になってくると思うので、時流に乗って伸びそうな気がします。
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レジまで持っていくのが恥ずかしい!?
「昭和風」
「劇画タッチ」
そんなインパクトのあるPOPを某ドラッグストアで見つけてしまいました。
㈱pdcの「つり革やっほー」という商品
ネーミングもど直球でいいですねw
「もう電車のつり革怖くない」
「見せたくなる美ワキに」
「玄関でる前5秒ケア」
非常に分かりやすいコピーが並びます。
何ともいえないイラスト。
周りがタレントを使った華やかなPOPばかりなので、極めて目立ってますね。
(特に隣の「素敵にUVカット」というようなぼんやりしたコピーに比べるとより顕著)
カウンターDPなのですが、よく見ると吊下げDPにもなるようにしてあるんです。
細かな技が光りますね。
■総評
展開自体はトップボードとカウンターDP×2台というシンプルなものですが、
ビジュアルのインパクトが強い。
コピーも単純明快で、お悩みの方にはダイレクトに届くようになっている。
ただ、買うのが恥ずかしいと思うお客さんにとっては、このパッケージをレジまで持っていくのは若干勇気がいるかもですね。
個人的には好きな展開ですが。
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ドキドキ学園・ハリマ王・秘伝忍法帳、分かる方は中高年です(笑)
僕の子供時代は、駄菓子屋が近所に何軒かありました。
その駄菓子屋巡りをするのが楽しかったなー。
10円でガチャガチャ回すガム。
色によってなんとお金と交換できました。青が10円・黄色が50円・赤が100円だったような。
20円のくじ引き。名前は「ザショック」
とかげや蜘蛛のゴム人形が当たる。
上位の景品はリアルなサソリとかへび。
これがなかなか当たらず、いつも小さいトカゲばっかりでした。
ビックリマンが登場してからは、シール集めに夢中になりました。
ドキドキ学園・秘伝忍法帳・ガムラツイスト・ラーメンばぁ・ハリマ王の伝説など。
懐かしー。
その後はRPG色の強い「ネクロスの要塞」にハマりましたね。
これも懐かしいなー。
今売ってくれれば大人買いするのに(笑)
そんな夢中になった駄菓子屋も今ではすっかり姿を消し、それに代わってコンビニエンスストアが登場しました。
そしてこれはローソンがPB(プライベートブランド、つまり自社商品)として販売しているチョコ。
大きさはチロルチョコぐらいですが、なんと50円もします。
ローソンがレジ横で展開している「マチカフェ」ブランドのチョコみたいです。
こちらがマチカフェ。
コンビニでコーヒーを買う行為はすっかり定着しましたね。
■総評
ローソンがPBとして販売している「マチカフェチョコ」
こだわりのコーヒー豆とチョコのマリアージュが特徴みたいです。
100円だせばそれなりのチョコが買える事を思えば、かなり強気な価格設定であると思います。
自社商品なので利益率もいいんでしょうね。
昔はチロルチョコが10円、ビックリマンが30円だったなーと郷愁にひたってしまいました。
(もちろん当時とお金の価値は違うのでしょうが)
僕は買わないかな。
目立つ人、落ち着いた人、職人さん、どれが好み?
日本人なら美味しい白ごはん、大好きですよね。
僕は美味しいごはんが食べたい時にはルクルーゼの鍋でご飯を炊きますが、最近の炊飯器は何やらすごいことになっているらしい。
以下が近年の市場動向
販売数量が減っているのに、販売金額は増えている。
つまり・・・・お高い炊飯器が売れているとういう事ですね!
というわけで、現在はお高い炊飯器を各メーカーが投入してきているという事みたいですね。
冒頭の写真は象印の「極め羽釜」
透明アクリルケースに入れられた原型・削り出しのモデルが、いかにも職人さんが作ってますという風に見えて非常にうまい。
こちらの特徴は南部鉄器で作られた羽釜。
南部鉄器とは岩手県南部の加盟業者で作られた鉄器のことを指すらしい。
モニターで動画を流している。
ちなみに動画の下の羽釜は、電気メカが仕込んであり、熱の対流が見ただけで分かるようになっている。
非常に凝った造りですねー。
こちらは「THE炊き立て」というブランドですが、「グランエックス」という高級ラインナップであろう訴求があります。
どちらが商品名が少し分かりづらいですね。
「本物の土鍋ごはん」みたいに炊けるのが売りという事ですね。
下部は丸みをもたせて上質な世界観を表現していますね
最後は家電の王者、Panasonic。
現在Panasonicの国内家電シェアは27.5%もあるらしい。
一人勝ちですねー。
こちらのディスプレイは他社と比べて赤が目立ちます。
「米がおどる方がうまい」という事でおどり炊きが特徴らしいです。
火力の表現でしょうか。立体的で動きのあるディスプレイになっています。
こちらは火力を表現したムービングディスプレイ。
動いて光って目をひくような造りになっています。
日本国内にある50銘柄のお米が炊き分けできるそうです。
大半の人がその機能を使う事はないと思いますが(笑)、日本地図(しかもお米で作っている)をだしてきたのはうまい訴求ですね。
■総評
主要3メーカーの高価格炊飯器。
それぞれ「南部鉄器」「土鍋ごはん」「おどり炊き」という訴求をしています。
なにせ10万円近くするので、おいそれと決める訳にはいかない商品。
各社ともにディスプレイ競争みたいになってます。
目立つのはPanasonicですね。
タイガーはシンプルで落ち着いた雰囲気。その分ディスプレイに予算は他社程はかけていないですね。
どれが消費者の決めてになるか分からないですが、個人的には「南部鉄器」が分かりやすくて好きですね。
みなさんはどれ推しでしょうか?