今だけ!!らしいですが、欲しい?
ウイスキー・ワインに続きアルコールシリーズ第3段。
今回はチューハイです。
チューハイのような買ってグビグビすぐ飲めるようなお酒の事をRTDというらしい。
(Ready To Drink 缶ハイボールなんかも含むそうです)
そんな買ってすぐグビグビ市場は7年連続伸びているという事ですね。
夏を迎える売り場もビールと同等、もしくはそれ以上にチューハイの売り場が目立ちます。
このアサヒのもぎたてを買うと、今だけ6缶バスケがもらえるそう。
お得なようであるが、このバスケットをもらって一体何するんでしょうか?
あまり生活に役立つイメージがわきませんねぇ。
■総評
タレントのビジュアルと6缶バスケットで成立しているこの売り場。
ワインと違って商品特長を細かく伝える必要のないビールや缶チューハイではこのような売り方が王道。
いかにお店に大量に陳列して目立たせるかというのがテーマとなってます。
その意味ではスペースの確保に成功しているのですが、個人的には大量陳列・大量消費のボリューム勝負はあまり好きではないかなぁと思います。
後悔しないジャケ買い、旨安、なんの話?
前回はウィスキーのお話でしたが、今回はワイン。
こちらはプレミアムワインコーナーになってます。
現在第七次ワインブームだそうで、ワインの消費量は伸びているそうです。
このグラフで気になるのは平成10年。
この1年のみワインの消費量が格段に多いのですが、何があったんでしょうか?
25年前の平成3年は今と比べて非常に消費量が少ない。
ワインを飲む文化もわりかし最近の事なんだなぁと気づかされますね。
このワインコーナーのPOPがこれまた面白い。
PETというプラスティックの板を曲げた隙間に紙のPOPを挟んでいるのですが、その内容がこれまたよし。
マンガ「神の雫」からの引用だそうですが、絶対お得じゃないですか。
(ちなみにこのお店では2200円)
今日は家で焼き肉食うぞ!という日には買っちゃいますね。
後悔しないジャケ買い。
昔、洋楽のCDを物色していた頃を思い出します。
たいてい失敗するんですが(笑)
旨安
これほど響きのいい感じ2文字が他にあるだろうか(笑)
■総評
ボトルを見ただけではどれがいいのか分からないワインを、非常にわかりやすい言葉で説明しているのがとても面白い。
POPもPETを曲げたスタンドに紙を差し込んだものだけなので、予算もあまりかかっていないと思われます。
ワイン初心者、ワインにあまり興味が無い人にも伝わる売り場だと思うので、非常にいい展開だと思います。
ネクタイを締めた角ばったあの人
昨日のチョコでの父の日企画に続き、こちらは酒売り場での展開。
「父の日、角の日」といううたい文句で、父の日にウィスキーを贈ろうという企画になっている。
商品はサントリー「角」
ウィスキー市場は長年売上が低迷していたが、「ハイボール」のブレイクをきっかけに2008年から増加している。
そのハイボールブームを仕掛けたのがサントリーの「角」ということらしい。
確かに「角」はハイボールのイメージがありますね。
父の日の訴求POP。
そして商品にはネクタイに見立てたPOPがかけてある。
角のズドンとしたフォルムにネクタイPOPが妙に合ってますねw
お父さん=酒 しかないのかと、若干悲しくはなりますが。
■総評
父の日というシーズンに合わせた企画。
王道ではありますが、やはり売り場は華やぎますね(母の日ほどではないですが)
「父の日、角の日」というコピーもいいですね。
商品にネクタイPOPをかけるというのは長年の王道ですが、もうそろそうお父さん=ネクタイ、お父さん=酒というイメージから脱却できる社会になってほしいなと個人的には思ってます(今回のPOPには関係ないですが。。)
ちなみに僕も父親ですので、少し早いですが子供たちからTシャツをプレゼントしてもらいました!僕は酒よりこっちの方が全然嬉しい。
父の日に200円のプレゼント
ロットの乳酸菌ショコラがよく売れているらしい。
発売から半年で20億円の売り上げ!
乳酸菌といえばヨーグルトのイメージしかなかったので、チョコを食べながら体にいい乳酸菌がとれる、というのはとても魅力的に感じられるのだろう。
そんな乳酸菌ショコラが父の日プレゼント企画を行っておりました。
1個買えばもれなく1枚着せ替えスリーブがもらえるという企画。
こんな感じになります。
裏面にはメッセージが書けるようになっていますね。
パパへの肩たたき券なんかもついてます。
1日フリー券って(笑)
何やってもいい日なんだろうか。これが個人的には一番欲しいかも。
イラストのパパが若干ベタ過ぎる気もしますが、、、
200円で済まされるパパの日っていうのも微妙ですが、、
まぁ何もないよりはいいか。
■総評
父の日という催事にからめたプロモーション。
着せ替えのスリーブがもらえるだけというシンプルな企画ですが、子どもが手作りで作ってくれそうな「肩たたき券」などが付いている所がちょっと面白い。
予算をかけずにシンプルにやっている企画で、こういうのは個人的には好きですね。
胃腸薬も目立つ色勝負か!?
こちらは胃薬の売り場。
僕は幸いにもあまりお世話になることはないんですが、中高年サラリーマンは特にお世話になる胃薬。
まぁ色んなプレッシャーがありますもんね。。
胃痛・胸焼けにまっすぐに効く、との事。
技ありと思ったのはこのトレイ。
陳列された商品の前につけて、「一歩前展示」を実現している。
なおかつトレイにキラキラのスペシャリティーズという紙を敷き、目をひくようにしている。商品には2タイプあり、その違いを立体POPで表現(写真左)。
お客さんに違いが分かりやすいように訴求しています。
肝心のボードは埋もれてみえにくくて残念。
■総評
この商品のパッケージはブルーが強いのが特徴で、並べただけでもそれなりの存在感はあります。ボードが埋もれて見えにくいなどの残念な点はありますが、前だしPOPのアイデアがうまいと思いました。
今度胸焼けしたら買ってみるかな。
日本が世界に誇れる素晴らしい製品、素晴らしい売り場
某家電量販店で見つけたこんな売り場。
まるで百貨店の調理コーナーや専門店みたいな売り場を演出していますね。
無水調理ができる鋳物ホーロー鍋との事。
「世界一素材本来の味を引き出す鍋」
というのがこの商品のコンセプト。
この商品の開発ストーリーがまた素晴らしい。
元々下町の鋳造メーカーだった創業70年の愛知ドビー。
世界最高峰の製品を作る、という目標をたてたが全くアイデアがない状態が続く。
そこであれこれ調べるうち、鋳物で作られた「ダッチオーブン」に目をつけ、そこから無水調理ができる調理器具へと発展させていく。
開発まで4年かかったらしいです。
私も「ストウブ」というホーロー鍋を持っていますが、無水調理ができて非常に素材のうまみをひきだすんですよね。
これで作った肉じゃがや炊き込みご飯の美味しい事!
バーミキュラのHPもよくできていて、非常にブランディングがうまいなという印象です。
ナチュラルでオーガニックな(語彙少なっ)雰囲気がよくでてますね。
木の温もりのある棚。
実際は合板だと思いますが、とてもうまく雰囲気を出してますね。
こちらは世界一おいしいご飯が炊ける炊飯器「ライスポッド」の展示台。
白と濃いめのグレーの2色でうまく世界観を表現してます。
左横の商品カタログ展示もシンプルでうまい作りです。
■総評
家電売り場の中にまるで専門店のような上質な空間を作る、というコンセプトがとてもうまく表現で来ていて、素晴らしい売り場になっていると思います。
HPの作りこみもうまく、商品が素晴らしいのに加えて、ブランディングでも成功していると思います。
オンラインショップでは品切れになっていたので本当に売れているんでしょうね。
僕も「ストウブ」の次はぜひ「バーミキュラ」を買いたいと思いました!
壁からフルーツが生えてきた!
こちらはとあるドラッグストアの入り口。
本来壁である部分がうまく活用されて、商品展示スペースになっています。
中には電照(照明機器)が仕込まれていて、上部が明るく照らされています。
商品はUHA味覚糖のコロロ。
この商品はパッケージが面白いですね。
丸いしずく型でとてもかわいい。
今までこんなパッケージなかったですよね。
何度か買って食べましたが、本当にフルーツを食べているような食感!
そのおいしさにびっくりしました。
■総括
この壁面を利用するというアイデアはいいですね。
とてもよく目立ちます。
パッケージの形状に特徴があるコロロだから、よけいにいいんでしょうね。
思わずついで買いしてしまいそうです。